引渡命令による強制執行

不動産引渡し命令による強制執行に立ち会った時のお話しです。
その名の通り、占有者(入居者)を裁判所の執行官が立ち会い、物件から
強制的に退去させることです。

当時所有していました戸建の占有者に対して、当初は弁護士を通じて
明け渡しの話しをしていましたが、結局、強制執行せざるを得ませんでした。
私自身、強制執行の申し立ては何度かありますが、ほとんどの事案は話し合いにより解決します。
最後まで行ったのは数件です。
今回はその内の1件です。

先ずは当方で手配したカギ開錠者(かぎ屋さん)に玄関の鍵を開けてもらい中に入りました。
中に入りビックリ!ゴミ屋敷です。ある程度の状況は把握しておりましたが、ここまでとは…
強制執行補助業者(荷物も搬出などをおこなう業者)の方もビックリ。執行官も同様です。
予定では朝9:00から昼過ぎまででしたがあまりの荷物の為、夕方17:00過ぎまでかかりました。

占有者の方にも色々と事情はあったと思いますが、もう少し話し合いができておれば…
このような場面に立ち会う度に思いますし、自分自身の未熟さを痛感させられます。 

何事もそうですが、お互い話し合いで解決するのが一番です。
あらためて思い知らされた一日でした。

益山

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